芸能ニュースを見てたら、AKB48のシングル曲が23万枚を売上げて発売日1位だそうな。
なんだかんだ言っても、秋元康という人は選ばれた人間なんだなあと思ったりしてます。
時代の空気を読んでその空気が変わるか変わらないかの頃合を見計らって「ぶっちゃけ」て空気の変化を決定付ける役割ですな。
かつて、アイドルについてそれをやらかした氏は、今回、音楽の販売形態についてそれをやらかしちゃった感があります。
音楽というか具体的にはCDシングル曲ということになります。
とにかくもCDが売れない時代。
そんな中、CDシングルという形態はもはやその存在意義すら疑問視されるようになってました。
売上が落ちる中、あからさまなドーピングで売上を水増しして話題を作り上げる手法も横行しましたね。ダウンロードが売上を伸ばしている中、なおのこと「CDシングルのヒット」の権威は落ちていきました。
しかし、「ヒット」という言葉が乗っかれば話題にはなりその後の活動に弾みがつきますから、業界の人は、そんなことは表立っては口にしないわけです。
そんな中、AKB48は下積みのアイドルや演歌の人が地道な活動の中で行っていた握手によるCD販売を拡大していき、ファンに同じCDを大量購入してもらう仕掛けを追及しつつ、電通と組んで出来る限りのメディア戦略を展開した結果、今回のような結果を得ることが出来たと俺は認識してます。
#批判もあるでしょうが、俺は「商売」として割り切った場合、事業を継続するためにこういう方法も「あり」と考えてます。まだまだ赤字でしょうし大変だろうと思いますよ(笑)
あからさまに、「楽曲のヒットなんて話題づくりのダシでしかない」と言ってるようなもんです。音楽業界の多くの人が加担しつつも、あからさまに言わなかった事実。
結果的にAKB48の連続ヒットという事実は、CDシングルの価値の下落を決定づけることになるんだろうなと思います。
今回、氏の武器である「言葉」ではなく、行動で示したあたり面白いと思ってます。
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