逗子葉山近辺でシステム開発業を生業としてる男の地を這うような日常。

匍匐前進の日々

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たなb
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  • フリーランスのエンジニアをしてます。
    システム開発中心。家族あり。

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闇の中の虹
一時期、長野県の小さな町に住んでいたことがある。

同じ職場でパートに来てたおばさんの話が印象に残っている。
「ここらへんじゃ、お金のある家の子や優秀な子は東京の大学出て向こうで働くの。
少しだけ優秀で地元に居たい子やコネのある子は役場や消防署に勤めたり松本のXX製薬か○○あたりに行くの。」
それ以外はどうするのかと聞きかけたがやめた。周りを見渡せばすぐにわかることだったから。

高校を出て首都圏に就職する子。
地元に残って小さな工場やファミレスに勤める子。
土建屋さん、運送屋さんに勤める子。
選択肢はあまり多くない。地元で羽振りの良い産業はそう多くなかった。

工場とかサービス業に勤めると、これが酷く給料が安い。大抵日給月給(要するに日雇い)だ。
工場なんて下請けの仕事が多いので、得意先から発注が無いと休みになったりして余計に給料が減る。
このままじゃどうにもならんつって、若い子たちは土建業とかに転職していく。
当時、長野はオリンピック前で土建業がそこそこ良かったんだな。
隣の親父も、農業をやりつつ日雇いで土建屋さんの仕事で稼いでいた。
向かいの親父は出稼ぎで半年以上は家にいなかった。冬場だけ帰ってくる。
母ちゃんは農作業で働き詰めだ。兄ちゃんは、ダンプカー運転手をしつつ農業を手伝ってた。

要するに建設土木関連に携わる比率がすげー高い。
でも役場が公共事業を順番に回してくれるから、干上がることは無い。そんな感じ。
土建屋さんは半公務員みたいに見えた。
良い状態とは到底言えないが、どうにも身動きとれない。だって仕事が、産業が無いんだもの。人がいなくなれば町が村が滅んでしまう。
そんな感じで回していたんだ。オリンピックまではね。

あの後一気に仕事が無くなったはずだ。みんなどうしてるだろうか。

恐らく潰れるところは潰れて、限られたパイの取り合いになってギスギスした空気が流れてしまったんではないか。今住んでるところでも、そういったことがあったし。
公務員は居心地悪いはずだ。仕事(公共事業)をもって来れなきゃ単なる無駄飯食いに見えるだろう。

このギスギスは地方の至る地域で起きたはずだ。

勿論、首都圏ではそのギスギスが最高潮にある。深夜まで必死に働いて手取りが月10数万のタクシードライバーとか、徹夜の連続でフラフラになるまで働いて年俸300万のリーマンとかそんなのばっかじゃんか。
仕事は山ほどあるのにキツイ汚い苦しいしかも安い果ては怪しい仕事ばっかり。
今の日本の景気はこういう底辺の上に乗っかってる。

ここ数年、公務員とか半官の財団や団体職員とかは主に上のような民間の底辺層から徹底的に嫌われてきた。半分はひがみだが、実際、役場なんて俺らからしたらもう別世界だし、有り余る余暇で実に楽しそうに趣味を謳歌している姿を至るところで見ちゃうわけで、こりゃ今の世の中反感も買う罠と思っちゃうわけよ。

さて。こんな状況で国家も火の車になってるわけですよ。
小泉総理は、削る減らすしか言ってない。明るい未来なんて決して語ってない。財政状況を考えれば普通はそんなこと言えねえだろ。ってことでこの人、すげー普通の人に見える。この状況で夢語ったら、よっぽどの天才か山師だ。それでもこれだけ票が集まったのは、上記底辺層の憎しみの対象である公務員のはしくれ、郵便局に論点を集中させたからだ。
底辺層は、明るい未来なんてこれっぽっちも持ててないわけ。そうなると、同じ修羅の道。道連れは多いほうが良いにきまってるとなる。郵政マネーなんて二の次三の次だ。なんか自分が勝ち組になれると勘違いしてるおめでたい人の票が集まったという意見があるが、どうも賛成できない。根底には色々な形のルサンチマンがあると考えたほうがすっきりする。暗澹たる光景なんだけどね。

しかし、このタイミングでたまたまこの人のライフワークが郵政だったのはラッキーだったよなあと。この人、ずっと言いつづけてきたわけなんでブレが無いように見えるし。解散劇での立ち回りも勿論人気に拍車をかけたろうが、とにかく俺的には、小泉総理ってラッキー。

なのにだ。今回、自民党がこれだけ勝ったのに、民主党が負けたという思いが強い。
宮台氏(この人は好きじゃないけどさ)がこんなことを書いてる。

現に社会的弱者だからこそ噴き上がる都市型ヘタレ保守は、小泉流「決然」にカタルシスを得ても、そのあと幸せになれません。そこに、都市型保守への「都市型リベラル」の対抗可能性があり、都市浮動票を取り合う二大政党制の可能性があるわけです。


民主党はキッチリこの辺を煮詰めていくしか無いと思うわけです。財源の問題をクリアするのはスゲー大変だろう。防衛費削ったところで赤字を減らしていくにはタカが知れてるし、無駄遣いを無くせとかいったって、上に書いたように半ば福祉予算みたいになっちゃってるものをイキナリバッサリやることは出来んだろ。
結局、税収に頼るほかは無い。無い袖は振れない。どこにシワヨセを持っていくか、ジックリ煮詰めてほしいものです。あるいは、山師みたいなウルトラCでもいいよ。
出口の無い闇の中にいる俺ら底辺層に、少しでも光がさすような政策、虹をみせてくれたら、あっという間に状況はひっくり返せるぞ。小選挙区制って怖いってのは今回の選挙を経てみんな言ってるし。

現在のバラバラの民主党にジックリ煮こんだ具体的な提案ができるかといえば、俺は難しいと思ってるけどね。しかし、公務員さんの未来も明るくないな、こうなると。
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【2005/09/13 (Tue) 23:49】 日記 // TRACKBACK(0) // COMMENT(2)
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この記事に対するコメント
おはようございます。
昨晩、書き込んだつもりで、書き込めていなかったようです。
「確認」だけして「投稿」しなかったんですね。
よくやる失敗です・・・。(^_^;)
先日は幣ブログへのコメントありがとうございました。
おかげで少し視野を広げることができました。
ところで、私の叔父(父の弟)も3人、建設業を営んでいますが、状況は厳しいようです。叔父たちの場合は鳶の組なので、特殊技術があるため、まだいくらかマシなようですが・・・。
知り合いの中小零細の社長さんたちも皆さん青息吐息の状態です。中には自殺されたり夜逃げされたりした方も何人かいます。なにはともあれ景気の底入れが欲しいところですね。
厳しい状況ですが、お互いにボチボチいきましょう(私はこればっかりですが・・・)。
【2005/09/15 ()】 URL // 喜八 #79D/WHSg [ 編集 ]

喜八さん
>先日は幣ブログへのコメントありがとうございました。
こちらこそありがとうございます。
喜八さんの考え方も勉強になっています。保守傾向に行きがちな自分ですが、バランスを取るために喜八さんやシバさんの考えに触れて色々いただいてるんだと思っとります。
>中には自殺されたり夜逃げされたりした方も何人かいます。なにはともあれ景気の底入れが欲しいところですね。
既に去年から景気回復と言われていますが、数字に反して状況は悪くなってきてますね。それにしても一部を除いて地方に元気がない。また、生活している上での実感でしか無いんですが、何より日本人の良さというものが日々目に見えて消えていってる思いがします。
>お互いにボチボチいきましょう
ですねー。
【2005/09/15 ()】 URL // たなb #79D/WHSg [ 編集 ]












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