逗子葉山近辺でシステム開発業を生業としてる男の地を這うような日常。

匍匐前進の日々

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たなb
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Perfumeの楽曲と口パク 全国インディーズ時代まとめとメジャーデビュー
これまでPerfumeの口パクについてインディーズ時代の楽曲中心に考えてきましたが、ここでまとめを兼ねて、音楽以外の事情にも触れつつ、メジャーデビューのとこまで持ってこうかなと思います。

アミューズのPerfumeスタッフは、インディーズデビュー当初、電気グルーヴさんや、トミフェブさん(細野さんって話はガセっぽい)などに、プロデュース依頼をしたらしいですが、ラッキーなことに(笑)断られ、当時さほど名が知られていなかったYAMAHA所属の中田ヤスタカ氏が担当することになります。
アミューズからYAMAHAサイドに、「テクノ歌謡風のアイドルにしたい」という明確な意向が伝えられた旨、YAMAHAの中脇雅裕氏が販促会議No.12で語っておられるそうですが(元ネタのありかは失念してしまいリンクできません。申し訳)、当時のPerfumeが所属したアミューズのプロジェクト"BEE-HIVE"の先輩、BUZYがMAX的な路線、BOYSTYLEがSPEED的な路線を継承するような形に見えますんで、Perfumeの方向性は、ハロプロ的なもの+テクノであったと思います。
中田氏は、当初からハロプロを模倣するような単なるアイドルソングを作るのでは面白くないと思っていたでしょうが、アミューズとの妥協の結果「スウィートドーナッツ」が出来たと。
氏がその後のシングル「モノクロームエフェクト」「ビタミンドロップ」に進むに従い、少しずつ自分のアイディアを楽曲に入れていった流れは前のエントリで書きました。その分、楽曲の良さが生歌で再現しにくくなっていったと。

アミューズという事務所は体質的にロック系なんで、ライブでは生歌志向があると思います。
しかし、その意向とは裏腹に、中田氏が提供する楽曲は、ダンスしながらの完全生歌で楽曲の良さを表現することが難しい曲になっていくと。路線も、3曲目のビタミンドロップに至っては、アイドルソングのたたずまいを残しつつも、capsule的な方向性にシフトをしていきましたと。
どうも、2003年から2004年の1年間で、中田ヤスタカ氏の権限が大きくなっているように思えます。決してCDの売上で結果を出せたわけではないのに実に不思議な話であります。

その原因は、中田氏の手抜きの無い姿勢や作る作品の質の高さゆえに、アミューズのマネジメントサイドと中田氏の信頼関係が築かれたということもありましょうが、さらに、その頃あたりからハロプロ人気が下り坂に入ったということも無関係ではないかもしれません。
お手本にしようとしてた路線が傾いてきちゃったわけですから、「このまま同じことやっててもまずいでしょ。」ってなる。となると、あれこれ試すしか無くなるわけですよ。
結果として、音楽的には中田氏のアイディアが通りやすくなったと考えるとつじつまが合います。トータルコンセプトについては色々意見も出たでしょうが、空論でなしに具体的な音楽で積極的にアイディアを提示してくれる人なんて他におそらく居なかったでしょうからね。

※同時期に中田氏の仕事への世間から評価が上がってきたということもあるかもしれません。
http://www.iflyer.jp/artist/5997

また2004年にはスタジオジブリの百瀬ヨシユキ監督とのコラボレーションによる短編映画「ポータブル空港」を発表しており、中田ヤスタカが原案と音楽を手がけた同作は映像界からも大きな評価を得た。 2005年には続編となる「space station NO,9」「空飛ぶ都市計画」を発表、この三部作は後にスタジオジブリDVD「ショートショート」に収録され数十万枚の売り上げを記録している。


さて、2004年2005年あたりではビタミンドロップと前後して、ファンデーション、コンピュータードライビング、イミテーションワールド、カウンターアトラクションといった生歌再生可能な楽曲が発表されたようです。まさに捨て曲なし名曲ぞろいなわけですが、メジャーデビューを視野に入れて方向性を見直したのかもしれません。
彼女たちも高校生となり大人びた歌唱がサマになってきたこと、もはやアイドルが完全にダメとなったときにアーティストへシフトしやすい音楽スタイルの方がよいということで、「クラブミュージックアイドル仕様+生歌」みたいな路線が考えられたのかもしれません。振り付けも、ややおとなしめではありますが女性らしさが強調され、100%生歌再現が可能となるべく意識されてます。
実際、カウンターアトラクションは、アニマックスとタイアップする形でオンエアされたりもしたようです。カウンターアトラクションあたり、シングルカットを狙っていたんじゃないでしょうか?

ですが、徳間からメジャーデビューするに当たって、その路線は180度覆ります。
徳間からの提案に従い、近未来テクノポップユニットという肩書きでメジャーデビューするわけですが、その経緯は黒猫堂さんのブログに詳しく書いてあります。
当時の徳間の担当部長の提案に基づいたデビュー曲「リニアモーターガール」は、アイドル色すら吹っ切ったかのようなハードなエレクトロ路線に舵を切った刺激的な作品となりました。この曲聴くと、中田氏は、徳間からの提案にむしろ喜んで乗っかったのではと思わされます。アイドルのシングル作品としてはギリギリのとこまでやりきったみたいな清清しさと爽快感があるんですな。基本的にこの頃からボーカルに色々手を加えるのが大好きだったはずです。
しかし、刺激的ではありますが、踊りながらの生歌には厳しい曲でありました。ライブをする方はたまりません。実際、リニアを完全生歌でやってる動画がいくつか残ってるんですが、悲惨です。俺が、当時この映像を見たとしても、絶対CD買わないでしょう。
無理やり生歌で歌ってるのを見ると、当時、アミューズ&Perfumeサイドとしては生歌路線で行くという方向性を固く継続してたのかもねと思わされます。リニアという曲はデビューシングルのくせに、当時の方向性からすると異端扱いだったんじゃないかと。
ということで、彼女たちは、メジャーデビュー当初から順風満帆からは程遠い矛盾をはらんだ形でスタートしたように見えてしまうのです。
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【2009/01/26 (Mon) 00:50】 音楽 // TRACKBACK(0) // COMMENT(4)
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この記事に対するコメント
こんにちは、たなbさん。
お互いの記事がいい感じにシンクロしてきましたね(笑)
近未来というキーワードを考える時、中田さんのスタジオジブリとの共同作業はかかせないエピソードですよね。
僕は、三部作(というよりシングル三枚)とアルバム一枚、を1年契約の期間内で発売したことは契約事項として当初から決まっていたことなんだろう、と思ってます。
だからこその、中田さんの割り切りなんだろう、と。
その割りきりが、大人の事情と思惑を超え、振り切った傑作群を書かせたんじゃないか、なんてこれも妄想爆発です(笑)
たなbさんの仰るとおり、活動に矛盾を孕んだままメジャーデビュー路線を進まざるを得なかったことが、所属事務所、制作サイド、営業部署、の微妙なパワーバランスを産んで、誰にもコントロールされないPerfumeが出来上がっていったのかもしれませんね。
Perfumeの歴史って面白いですね。
他のユニットも調べればこんな感じなんでしょうかね?▽・w・▽?
【2009/01/26 ()】 URL // 黒猫堂▽・w・▽ #- [ 編集 ]

黒猫堂さん、どもです。
3作が1年の間に出てたことに今気づきました。なるほどであります。
徳間の偉い人の一言を追い風にして中田氏が一気にやりたいことやったように感じますが、どの道妄想の域を出ませんね。
元マネージャーの石井さんとかが、回顧本出せば売れると思うんだけどな。

>Perfumeの歴史って面白いですね。
バンドみたいですよね。バンドと違いクリエーターが外にいる分、バンドより複雑でより面白いかもしれません。
【2009/01/26 ()】 URL // たなb #- [ 編集 ]

お疲れ様です、たなbさん。(この表記でおK?)

石野卓球の名前がでて、にやり。というのは、「おいしいレシピ」の向こうに篠原ともえ「ウルトラリラックス」が透けて見えてるような気がしたもので。これはアミューズ側の路線で、篠原ともえの線で行こう的な事じゃ?のっち似てるし。(笑)
あと「リニア」は乗り物テクノ歌謡の元祖ヴァージンVSだと思います。
中田氏はテクノポップを知らない世代だから、何かしらのお手本が必要だったのでは?
【2009/01/27 ()】 URL // ひげくま #- [ 編集 ]

>ひげくまさん
たなbでOKであります。ありがとうございます。

篠原ともえという名前は正直浮かびませんでした。なるほど。テクノ歌謡ですからね。
ヴァージンVSも全く浮かびませんでした。すいません。
あがた森魚さんのこの時代はまったくチェックしてないのですが、ベスト盤試聴したら結構良いですね。てゆーか、サワリだけ聴くとあがたさんワールドですね。
リニアは仰せのとおり「乗り物テクノ」(この言葉知りませんでしたが)的なストーリーがベースになってますね。
音的に感じたことを補足すると、やはり有名なDAFT PUNKからの無邪気な影響ははずせません。徳間さんの提案に基づいて「近未来っすね。了解っす。テクノポップ。OKで~す。」といった感じに詰め込みつつも、ションションションで試行錯誤したハウスへのアプローチも忘れてないなあと思いました。
近未来テクノポップ+アイドルとして成立出来る部分は詰め込むだけ詰め込んだ、やれることは全てやったみたいな爽快感がやはりあります。
【2009/01/27 ()】 URL // たなb #- [ 編集 ]












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