FC2ブログ
逗子葉山近辺でシステム開発業を生業としてる男の地を這うような日常。

匍匐前進の日々

PROFILE
たなb
  • たなb
  • フリーランスのエンジニアをしてます。
    システム開発中心。家族あり。

    運動不足をなんとかしたいです。


CATEGORY


RECENT ENTRIES


RECENT COMMENTS


RECENT TRACKBACKS


MONTHLY ARCHIVES


LINKS


SEARCH THIS SITE
かもめ食堂
カミサンが「めがね」を見たいという。
俺も気になって調べてみると見たくなる。

すると、同じ監督が撮ったかもめ食堂に行き当たる。
まずはこれを見てみるかと。で、見てみた。

清清しい空気のような映画であった。
正確に言うと空気を空気と認識させてくれる映画だったというべきかもしれません。
フィンランドで和食を出す食堂を舞台に、丁寧な日常を丁寧に撮っていく。様々な事情を抱えた人間同士が普通に出会って友達になる。
何も押し付けず、主張しない。感動も押し付けない。
この駄文だけではそれが映画として成立するのかと思ってしまうかもしれん。
しかし成立してるんですよ。その理由は、映画ならではの非日常性と上記の普通の日々が絶妙に交じり合っているからだろうと愚考している。

清潔で開放的でセンスは良いが、まったくもって商売っ気の無いゆるい店舗。
冒頭ではまったく客も無い。いつ潰れてもおかしくない殺伐とした空気になりがちのはずが、店主の主人公(小林聡美さん)はそんなことは意にも介さず淡々と丁寧に暮らす。金持ちの道楽でもなさそうである。
しかし余計な理由づけなどはどうでもよくなり、見る人がフィクションをそのまま受け入れられる空気を映画が発散してるんである。それには舞台がフィンランドであるということも大きいかもしれん。
さらに非日常性を体現しているのがもたいまさこさん演じる謎の中年女性。もたいまさこさんという凄い女優さんが非日常を見事なまでにさりげなく演じておられる。逆にリアルな側を演じておられるのが片桐はいりさん。その中間でバランスを取っているのが小林聡美さんという位置づけ。

小林聡美さんがしょうが焼き定食やトンカツ定食を手際よく作っていくシーン。多くの人がこの料理シーンに魅せられたろう。
だんだんと人と人が繋がっていき、店が繁盛していく。人と人が繋がり関係が深くなっていくという日頃見慣れているはずの情景がとても輝いてみえたりする。

作品が見るひとを非日常の世界にさりげなくいざなってくれることで、自然とどのような日常にもドラマがあると気づかされていくのである。

まさにこれは原作の力、脚本、監督の演出、小林さんたちの演技、それとフィンランドの空気といった要素全てのおかげであるに相違ない。要するに素晴らしい映画でしたということです。
kamome.jpg


スポンサーサイト



【2007/10/24 (Wed) 22:40】 映画 // TRACKBACK(0) // COMMENT(4)
このページの先頭へ
| BLOG TOP |
/
Powered by FC2ブログ / Template by chocolat*
Copyright © 2005 匍匐前進の日々 All Rights Reserved.